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陸上選手の下腿の張りについて

最近、ありがたいことに陸上競技に取り組む学生選手の来院が増えています。
陸上競技は、走る・跳ぶ・地面を蹴るという動作を繰り返すため、下腿部、いわゆるふくらはぎ周辺に負担がかかりやすい競技です。
特に練習量が多い選手や、記録を狙って強度の高い練習を続けている選手ほど、下腿の張り感や重だるさを訴えることがあります。
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当院では、陸上選手のコンディション調整として、メディセル療法や鍼治療を行っています。
メディセル療法では、筋膜や皮膚、筋肉周辺の滑走性にアプローチし、身体の動きやすさを引き出すことを目的としています。
施術後には、
・足が軽く感じる
・身体が動かしやすくなる
・地面を蹴りやすくなる
・疲労感が抜けやすくなる
・気持ちの面でも前向きになる
といった変化を感じる選手もいます。
実際に、メディセル療法や鍼治療を継続しながら、自己記録を更新している選手もいます。
これは、痛みを取るだけではなく、競技パフォーマンスを発揮しやすい身体づくりにつながっていると考えています。
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下腿の張りがなかなか取れないケース
一方で、メディセル療法や鍼治療を行っていても、下腿の張り感がなかなか抜けきらない選手もいます。
身体は軽くなっている。
動きも悪くない。
自己記録も更新している。
それでも、ふくらはぎ周辺の張り感だけは残っている。
このようなケースも実際にあります。
理想的な筋肉の状態は、力を抜いているときは柔らかく、必要な場面ではしっかり力を発揮できる状態です。
つまり、常に硬い筋肉ではなく、使っていないときはゆるみ、走るときにはしっかり働く筋肉が理想です。
しかし、陸上選手の場合は、日々の練習や競技特性により、下腿に負担がかかり続けます。
そのため、施術をしても張り感が完全には取れないことがあります。
張り感は必ずしも悪いものではありません
ここで大切なのは、下腿の張り感があるからといって、すべてが悪い状態とは限らないということです。
もちろん、
・痛みがある
・走ると悪化する
・力が入りにくい
・左右差が強い
・違和感が日に日に強くなる
このような場合は注意が必要です。
しかし、張り感はあるものの、走りの感覚が良く、自己記録も更新している場合は、単純に「張りをゼロにすること」だけを目的にしない方がよい場合もあります。
選手によっては、筋肉の使い方やフォームの特徴、練習内容、足の接地の癖などにより、下腿に張りが出やすいことがあります。
そのため、張り感を完全になくすことよりも、ケガにつながる張りなのか、競技特性として許容できる張りなのかを見極めることが大切です。
施術だけでなく、身体全体を見ることが大切です
下腿の張りは、ふくらはぎだけが原因とは限りません。
足首の硬さ、足裏の使い方、股関節の動き、骨盤の安定性、接地の癖、シューズやスパイクの相性、練習量、疲労回復の状態など、さまざまな要素が関係します。
そのため、下腿だけを施術しても、走り方や身体の使い方で同じ場所に負担がかかり続けていれば、張り感は戻ってしまうことがあります。
当院では、メディセル療法や鍼治療だけでなく、選手一人ひとりの身体の特徴や競技状況を見ながら、できる限り良い状態で競技に取り組めるようサポートしていきます。
張り感が取れないことへの考え方
施術家として、張り感を完全に取り切れないことに限界を感じる場面もあります。
しかし、それを単なる失敗と考えるのではなく、その選手の身体の特徴や競技特性を見極めるきっかけにすることが大切だと考えています。
下腿の張りを完全になくすことだけを目標にするのではなく、
・痛みに変わっていないか
・パフォーマンスが落ちていないか
・左右差が強くなっていないか
・疲労が蓄積しすぎていないか
・自己記録や動きの感覚にどう影響しているか
こうした点を確認しながら、総合的に判断していく必要があります。
自己記録を更新しているということは、身体が良い方向に向かっている可能性もあります。
その中で残っている張り感については、さらに原因を探り、より良い方法を考えていきたいと思います。
まとめ
陸上選手にとって、下腿の張りはとても多い悩みの一つです。
メディセル療法や鍼治療によって、身体の軽さや動きやすさを感じ、パフォーマンス向上につながるケースもあります。
一方で、施術をしても張り感が完全には取れないケースもあります。
大切なのは、張り感をただ悪いものと決めつけるのではなく、競技特性、身体の使い方、練習量、選手本人の特徴を含めて判断することです。
当院では、陸上選手がより良い状態で競技に取り組めるよう、メディセル療法や鍼治療を通して、コンディション調整をサポートしていきます。
張り感がなかなか取れないケースに対しても、今後さらに勉強を重ね、選手にとってより良い方法を考えていきます。