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肩の痛みは「どこが痛いか」より「どう痛いか」が大切です
肩の痛みで来院される方は非常に多くいらっしゃいます。

肩が上がらない。
夜に痛みで目が覚める。
服を着る時に痛い。
腕を後ろに回せない。
スポーツで投げる時に痛い。
整形外科で検査を受けたけれど、なかなか痛みが変わらない。
このような肩の症状は、ひとことで「肩が痛い」といっても、原因や施術方針は大きく変わります。
当院では、肩の痛みに対して、痛い場所だけを見るのではなく、
どの動きで痛いのか、どの角度で痛いのか、夜間痛があるのか、筋力低下があるのか、肩甲骨や首の動きが関係しているのか
まで確認しながら施術方針を考えています。
夜にズキズキ痛む肩の痛み
夜に寝ている時に肩が痛い。
痛い方を下にして寝られない。
寝返りでズキッと痛む。
このような症状では、肩関節周囲炎、腱板の炎症、腱板損傷、関節包や滑液包の炎症などを考えます。
この場合、無理に強く動かすことはおすすめしません。
痛みが強い時期に無理やり肩を回したり、ストレッチをしすぎたりすると、かえって炎症や防御反応が強くなることがあります。
当院ではまず、痛みを落ち着かせることを優先します。
鍼治療で肩まわりの筋緊張を落とす。
特殊機器で炎症や痛みの反応にアプローチする。
必要に応じて物理療法を使い、動かしやすい状態を作る。
このように、まずは「動かせる身体」に戻す準備を行います。
腕を上げる時に痛い肩の痛み
腕を横から上げる時に痛い。
髪を洗う時に痛い。
高い所の物を取る時に痛い。
服を脱ぐ時に引っかかるように痛い。
このような症状では、腱板、三角筋、肩峰下滑液包、肩甲骨の動き、肩関節の可動域制限などを確認します。
肩は腕だけで動いているわけではありません。
肩甲骨、背中、首、胸郭の動きも関係しています。
そのため、痛い場所だけを揉んでも改善しにくいケースがあります。
当院では、腕を上げる動作を確認しながら、
肩関節そのものの問題なのか、筋肉の緊張なのか、肩甲骨の動きの悪さなのか、痛みによる防御反応なのか
を見ていきます。
このタイプでは、鍼治療や物理療法で筋肉の緊張を落とし、その後に可動域訓練や運動療法へつなげる流れを大切にしています。
痛みを我慢して動かすのではなく、
痛みが出にくい状態を作ってから動かす
ことが大切です。
腕を後ろに回すと痛い肩の痛み
エプロンのひもを結ぶ動作が痛い。
ズボンの後ろポケットに手を入れにくい。
背中に手を回せない。
下着の着脱で痛い。
このような症状では、肩関節の後方組織の硬さ、肩甲骨の動き、肩前方の緊張、関節包の硬さなどを考えます。
特に四十肩・五十肩のような状態では、肩の動きそのものが固くなっているケースがあります。
この場合、単純に強く揉めば良いわけではありません。
また、痛い方向へ無理にストレッチをかけることも注意が必要です。
当院では、肩の動きを確認しながら、
まず筋肉や筋膜の滑走性を出す。
痛みを出している筋緊張を落とす。
肩甲骨や背中の動きを改善する。
そのうえで、必要な範囲で可動域を広げる。
この順番を大切にしています。
肩の硬さは、いきなり強く動かすよりも、動かせる条件を整えてから改善を目指す方が安全です。
投げる時に痛い・スポーツ中に痛い肩の痛み
野球、テニス、バレー、バドミントン、水泳などで肩が痛い。
投げる瞬間に痛い。
腕を振り抜く時に痛い。
練習後に肩が重だるい。
力が入りにくい。
このようなスポーツでの肩の痛みは、単純な肩こりとは違います。
腱板、関節唇、肩甲骨の動き、体幹の回旋、胸椎の硬さ、股関節の使い方まで関係することがあります。
特に投球動作では、肩だけで投げているわけではありません。
下半身、体幹、肩甲骨、肩、肘、手首まで連動しています。
そのため、肩だけを施術しても痛みが戻ることがあります。
当院では、痛みの出る動作を確認しながら、
筋肉の緊張を取るだけでよい状態なのか、フォームや身体の使い方まで見直すべき状態なのか
を判断します。
痛みが強い場合や、明らかな筋力低下、引っかかり感、不安定感がある場合は、整形外科での検査をおすすめすることもあります。
スポーツを続けながら改善を目指す場合と、一度休ませるべき場合があります。
ここを間違えると、症状が長引く原因になります。
首から肩、腕まで痛い場合
肩だけでなく、首から肩、腕、手の方まで痛みやしびれが出る。
肩甲骨の内側が痛い。
腕が重い。
手に違和感がある。
このような場合は、肩関節だけではなく、首や神経の影響も考える必要があります。
肩の痛みだと思っていても、首からの影響で肩や腕に症状が出ることがあります。
この場合、肩だけを施術しても改善しにくいことがあります。
当院では、首の動き、肩甲骨の動き、腕への症状の出方を確認し、肩の問題なのか、首や神経の影響が強いのかを見ていきます。
しびれが強い場合、力が入りにくい場合、症状が急に悪化している場合は、医療機関での確認が必要です。
肩の前が痛い場合
肩の前側が痛い。
腕を前に上げると痛い。
物を持ち上げると痛い。
腕を内側にひねると痛い。
このような症状では、上腕二頭筋腱、肩前方の筋肉、腱板、肩関節前方の負担などを考えます。
肩の前が痛いからといって、前だけが悪いとは限りません。
肩の後ろ側や肩甲骨の動きが悪くなり、その結果として前方に負担がかかっているケースもあります。
当院では、肩の前側の痛みに対しても、痛い部分だけではなく、肩の後方、肩甲骨、胸まわり、首の動きまで確認します。
痛みの出ている場所と、原因となっている場所が違うことがあるからです。
肩の後ろが痛い場合
肩の後ろ側が痛い。
腕を上げると後ろにつまる。
投げる時に後ろが痛い。
肩甲骨の外側が痛い。
このような症状では、棘下筋、小円筋、肩甲骨まわりの筋肉、後方関節包の硬さなどを考えます。
肩の後ろ側の筋肉は、肩の安定性に大きく関わります。
ここに強い緊張があると、肩の動きが悪くなり、腕を上げる時や投げる時の痛みにつながることがあります。
このタイプでは、鍼治療で深部の筋緊張にアプローチすることが有効なケースがあります。
表面を軽く揉むだけでは届きにくい筋肉に対して、鍼治療を使うことで、より直接的にアプローチできると考えています。
当院が肩の痛みで大切にしていること
肩の痛みで大切なのは、
痛みを取ることだけではなく、なぜ痛みが出ているのかを見極めること
です。
当院では、肩の症状に対して次のように考えています。
夜間痛が強い場合は、まず痛みと炎症反応を落ち着かせる。
腕を上げる時の痛みは、腱板・肩甲骨・筋膜の動きを確認する。
腕を後ろに回せない場合は、関節の硬さと筋肉の滑走性を確認する。
スポーツ中の痛みは、肩だけでなく全身の動作を確認する。
首から腕まで症状がある場合は、神経の影響も考える。
痛みが長引く場合は、必要に応じて整形外科での検査も検討する。
肩の痛みは、何となく揉むだけでは改善しないことがあります。
どの組織に負担がかかっているのか。
今は安静が必要なのか。
動かした方がよい時期なのか。
鍼治療が適しているのか。
特殊機器を使うべきなのか。
運動療法へ進めるべきなのか。
これらを判断しながら、一人ひとりに合わせて施術を行うことが大切です。
肩の痛みでお困りの方へ
肩の痛みは、放っておくと長引くことがあります。
特に、夜に痛みで眠れない、腕が上がらない、服の着脱がつらい、スポーツで肩が痛いという方は、早めにご相談ください。
当院では、肩の痛みに対して、鍼治療、特殊機器、物理療法、手技療法、運動療法を組み合わせながら、症状に合わせた施術を提案しています。
痛い場所だけではなく、
なぜその痛みが出ているのか
を一緒に確認しながら、改善を目指していきます。